毬栗
丸々とした実が入っている毬栗、いがぐりを見つけた🌰
日本のクリの自生北限が石狩低地帯とされています。
もともと北海道には自生しておらず、縄文時代に本州から運び込まれたのではないかといわれています。
自生しているのは札幌(道央)や函館(道南)などの比較的暖かい地域です。
日本列島では石器時代の遺跡から炭化した栗が発掘されています。
縄文時代の人々は山で大きな実をつける栗の木を選んでは、その実を持ち帰って集落の周りに植えて、大きくなったら収穫していたようです。
ブナ林を中心とする落葉広葉樹が広がっていた集落の周りに、縄文時代の人々はクリ林やクルミ林、漆などの人々の暮らしに有用な木を植え人為的な生態系を成立させていたことが花粉のDNA解析からわかっています。
栗の木がまとまって沢山生えているな?そんな場所はもしかしたら縄文時代の集落跡なのかもしれません
縄文遺跡見学に行く機会があったら遺跡の周りに栗やクルミの木を探してみてね🐿