魔女が煎じ薬にするようなトカゲの干物
左 タツノオトシゴ
右 オオヤモリ
これらは北海道大学総合博物館に動物生薬として展示されている。
タツノオトシゴは尻尾の巻きを伸ばすとかなり長い生き物みたい。
魔女が煎じていたのはトカゲとは似て異なるヤモリなんだろうか？
蛤介 (ゴウカイ)
別名：
オオヤモリ
中国南部の広西省やベトナム、タイなどに生息する爬虫類のヤモリ科のオオヤモリを用いります。
体長二十センチもある大きなヤモリで、山間の岩場や樹木の穴、壁の上などに生息し、夜行性で主に昆虫などを捕食しています。
このヤモリは精力絶倫で幾日かに渡って交尾を続けるという。捕獲する際にも一対のことが多い。
見かけはスッポンに似ており、咬みつくとスッポンのように離れないので捕獲するときはその習性を利用するそうです。
捕獲後の作業は極めて残酷なもので
まず、鉄器で頭部を叩いて殺し、胸腹部を解剖して内臓を取り出す。水洗いしてはならず、体内を布でふきとる。それを竹串に突き差し広げ、弱火で焙って乾燥させる。それを２匹合わせ１対として仕上げる。
尾の部分の薬効がすぐれているとされています。
通常用いるときは頭、足、鱗片を除き尾だけを用いる。
男性ホルモン作用があり、エキスはマウスに催淫作用をおこし交尾期を延長し、去勢マウスにも催淫作用を示す。子宮、卵巣の重量も増加する。
精力絶倫の生態や不気味な形態から精力剤に利用されたと思われる。
え？
尻尾の部分だけで良いなら自切したトカゲの尻尾で良くない…？Σ（ﾟдﾟlll）
ヤモリも尻尾自切するよね？
改めて画像をよく見てみると二組のオオヤモリカップルの干物が合計４匹保存瓶に入っていることに気付いた。
適当に見栄え良く入れているわけでは無かったのね。
カナヘビのカナちゃんが小さかった頃
自力でＳサイズのコオロギを狩るときにコオロギに抵抗されて干物のオオヤモリそっくりなポーズでひっくり返っていたのを思い出した。
食べないよー
